日々の記録

てきとーな教師が日々の生活を綴る

勇気を与える

シン・ゴジラ。前半はコント。中盤の大破壊。終盤は輝く日本人。東日本大震災からの復興と重ねて、日本人であることに誇りと勇気を与える映画だと思う。かといって愛国映画なわけではない。既存の大特撮ゴジラを活かしてうまくパラレルワールドをつくっている。序盤のリアルさと融合して、なんとも痛快だ。ほんと最初はね、実際に日本にゴジラが出たらあんな感じなんだろうなぁって。故大杉漣さんの演じるポンコツ具合。けどあれが日本の行政のリアルなんだ。アメリカとの対比が面白い。「あなたの国では、誰が決めるの?」石原さとみのセリフが沁みる。惨劇を境に、決断のとき。まぁあの決断をするのは作り物だから当たり前。ただ、凝固剤をいろんなとこからかき集めてくるのはリアルそのもの。本当にあったら、本当にありそう。日本人の勤勉さというかが表れてる。作戦だって、豪快な多国籍軍に対照的。繊細、理詰めの日本。そこが日本の良さだから。誇れるから。「この国は、まだやれる」映画を表すセリフのようだ。災害があっても、まだやれるぞ。制作陣からのメッセージではないか。シンウルトラマンはどうなるのだろう。多分見に行くと思う。最後に一番熱かったのは三年前も今も、無人在来線爆弾。ものすごいパワーワードだ。まさに、日本。